患者様へ
当院の手術を考えるうえでの基本概念
ダウンタイム
どのような手術でも必ず、多かれ少なかれ手術後の腫れや出血を伴います。こういった状態を伴う間をダウンタイムといいます。
基本的には大きな(しっかりとした)手術ほどダウンタイムが長く、小さな手術ほどダウンタイムは少ないものです。
逆にしっかりとした結果を残すためには大きな手術が必要なことが多く、結果の追及とダウンタイムのバランスを考慮し、手術法を決めていくことが大切と考えます。
当院では手術に関してはカウンセリングをしっかり行い、何が最適であるかを十分に納得したうえで手術を行います。
麻酔
すべての手術で麻酔は必ず必要となり、局所麻酔と全身麻酔のどちらかを手術前に行います。
大半の美容外科手術は手術を行う部位に直接注射をする局所麻酔のみで行うことができ、麻酔時の注射の痛みは伴いますが術中は痛みもなく目を覚ました状態で行います。
よって手術終了後、帰宅可能です。
一方、全身麻酔は手術を行う前に完全に寝ている状態にする麻酔のことを言います。
一般的に手術時間が長くなりそう、局所麻酔注射ではかなりの注射薬が必要そうな大きな手術の場合には全身麻酔をお勧めします。
手術終了後に麻酔を覚ますまで完全に寝た状態を維持することで痛みもなく恐怖感もなく行うことができます。
ただし全身麻酔を行うに当たっては少なからずリスクを伴うものです。
よって当院では必ず麻酔科標榜医常勤の関係病院にて、一泊程度の入院をしていただき万全の安全を確保できる環境の下で全身麻酔での手術を行っています。